2017年6月12日 ~ 6月17日放送のあらすじ・ネタバレを紹介します。
ネタバレが嫌な人は閲覧注意です。
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ひよっこ あらすじ第11週「あかね荘にようこそ!」
みねこ、あかね荘の住人になる
「明けましておめでとうございます」手土産を持ってあかね荘の大家に声をかけると、大家の富はお茶に誘ってくれた。
そこに通りかかった髪の長い女性。久坂早苗(くさかさなえ)といい、オフィスレディなのだそうだ。とてもキレイな女性だが近寄りにくい雰囲気のある女性だ。
挨拶をしたみね子に「炊事場の水道、ギュッと閉めて。ポタポタ落ちる音で眠れなくなるの。分かった?」と言って去って行った。
管理人室を出て2階の廊下を歩いていると、ある部屋から物音がするので挨拶しようと部屋の前に行くと音がピタリと止んだ。みね子がノックをし声を掛けるが返事がない。
すると別のドアから青年が顔を出した。慶應義塾大学の学生・島谷純一郎(しまたにじゅんいちろう)、みね子が年末に小銭を撒き散らした時に拾ってくれて、説教をして去って行った青年だったが、島谷はみね子のことを全く覚えていない様子だった。
さきほどノックした部屋からボサボサ頭の売れない漫画家・新田啓輔(にったけいすけ)が顔を出した。
みね子は挨拶をし、手土産を差し出すと啓輔は久しぶりの食べ物だと涙ぐんで受取り、部屋に入ってしまった。
なんだか変った人ばかりいると少し不安を感じたみね子だったが、気を取り直して部屋に戻り荷物の整理を始めた。
一通り片付けが終わり、すずふり亭に挨拶に行ったみね子は、ふと1枚の写真に気が付いた。
鈴子と省吾そして若い女の子が映っている写真。その女の子は、鈴子の孫で省吾の嫁に行った一人娘だという。
鈴子に言わせると、とんだアブレ娘なんだとか…。
みね子には意味がわからなかった。
すずふり亭の仕事
次の日、すずふり亭に出勤したみね子は早速仕事の手伝いをした。高子が来るまでみね子は秀俊の手伝いをする。
そして鈴子に呼ばれたみね子は、高子からホールの仕事の説明を受けた。みね子は必死にメモを取ったが覚えることは山ほどあり、想像以上に大変な仕事にすでにぐったりしてしまった。
ランチタイムを前にして、店の前にはお客が並び始めいよいよ開店の時がやってきた。
「いらっしゃいませ」一斉に入ってくる客たちを迎え入れ、徐々に客が増え始めランチタイムをピークに迎えていた頃、どう動いていいのかわからないみね子に、鈴子と高子が指示を出すが、みね子は混乱して体が動かなくなってしまった。
休憩時間になり、鈴子にあんみつを食べに行かないかと誘われたみね子は、高子、福翠楼の安江とともに柏木に向かった。
よく頑張ったと鈴子に褒められたみね子は涙が出そうになった。そして、高子と安江の初日の失敗談を聞き、3人の優しさが胸にしみたみね子だった。
ある日、みね子はとうとう皿を割ってしまった。
みね子が落ち込んでいたところ、省吾が皆を集めみね子を気遣った。忙しくなるとつい大声が出てしまい、みね子が怖がっているのではないのかと…。
省吾は若い頃、修行先のレストランでは上のものが偉そうにしていた。省吾はどうしてもその店の雰囲気が好きになれなかった。
軍隊でも、怒鳴られて殴られる奴がいて、かばえば自分が殴られる。見ているのが本当に辛かった。しかし、一番悲しかったのはその殴られていた奴が、自分より下の奴を自分と同じように殴ったりしていたことだと…。
みね子は自分のせいで省吾につらい経験を思い出させてしまって申し訳ないと思った。
この話をきっかけに、仕事のことで思ったことを言い合うことができて、みね子はなんていい職場なんだろうと胸を熱くした。
あかね荘の住人
ある朝、みね子の目覚ましのベルが鳴らないことに気がついた早苗は、起きなくて大丈夫なのかとイライラしながらみね子の部屋のドアをたたいた。
驚いてドアを開けたみね子だったが、外には誰もいない。遅刻するところだったと慌てるみね子は自分が目覚ましを止めたものだと思いこんでいた。
別の日みね子は翌日休みだというのに目覚まし時計をセットしてしまい、鳴り響いた目覚ましの音で早苗を怒らせていたが、みね子が気付くはずもない。
昼頃起き出したみね子が共同炊事場に行くと早苗がいた。なぜか怖い顔をしている。
そこに島谷がやって来て、早苗に声を掛けると早苗は怒り始めた。
そこに口を挟んできた啓輔に暴言を浴びせる早苗。
どんどん言い合いがエスカレートしていきみね子はふと気がついた。「なんでそんなにお互いのこど知ってんですか?」
全員大家から聞いたと言う。
どうやら大家の富は住人たちの実家から送られてくる品を目当てにたびたび電話をかけていたようだった。
みね子はあかね荘の住人は個性的だけど悪い人ではなさそうだと思いながら、この先どんな生活になっていくのだろうと思っていた。
まとめ
すずふり亭での仕事とあかね荘での生活が始まったみね子。
向島電機での初めての仕事の時もそうでしたが、やはり初めての仕事は誰しも失敗はあるもの。しかしみね子は人間関係に恵まれているようで、それだけでも仕事に対する意欲も変ってきますよね。
ところで、省吾に1人娘がいたなんて知りませんでしたね。鈴子は「アブレ娘」と呼んでいましたが「アブレ娘」って言葉ご存知ですか?
鈴子は「アブレ」と言っていましたが。「アプレ」というようで、1945年(昭和20年)から1955年(昭和30年)頃に、盛んに使われた言葉で、戦後の混乱期に常識外れの若者たちのことを「アプレ」と呼んでいたようです。
今で言う、「ゆとり世代」「さとり世代」といったようなその時代の若者を一括りにした呼び方のようです。